ウエルカムスピーチとは新郎新婦が、お越しいただいたゲストに歓迎の意と御礼を伝えます。
披露宴の冒頭で述べるので、ご入籍や挙式のご報告もすると良いでしょう。
また、披露宴を開催するにあたり、おふたりの想いや披露宴の主旨、また、準備段階のこだわりなどをここでお話しすると、ゲストもより披露宴をお楽しみいただけます。

新郎謝辞は、結婚式の結びに述べる挨拶です。以前は新郎のお父様が謝辞を述べることが多かったのですが、昨今では新郎様がスピーチすることが増えてきました。ここでは、ゲストへの感謝と今後の決意をお伝えします。ゲストと一緒に過ごした披露宴の感想を述べるのも良いでしょう。
また、これから先、どんな夫婦・家族でいたいかなどの抱負も、このタイミングでお伝えしましょう。謝辞の結びはゲストの幸せや健康を願い、感謝の言葉で締めくくります。

ウエルカムスピーチは、披露宴が始まる際のご挨拶のため、披露宴についての主旨や思いについて述べること。それに対して謝辞は、披露宴後の結びのご挨拶のため、披露宴の感想やおふたりの今後について述べます。
ウエルカムスピーチと謝辞で話す内容がどうしても同じになりがちですが、スピーチの目的が異なることを念頭においてお考えいただくと良いでしょう。

ウエルカムスピーチ・謝辞ともにメモを読んでいただいて構いません。緊張しすぎて頭が真っ白になることが想定されるのであれば、はじめからメモをお持ちいただいた方がよいでしょう。暗記していても念のため、手元にメモをお持ちいただくだけで安心します。
お着替えの際にメモの入れ忘れがないようにだけご注意ください。はじめから高砂テーブルに置いておくことも可能です。
またメモをご覧になる際は、お写真にも残るため、ゲストから見えてもきれいな用紙やカードをご用意ください。

八芳園で実際に新郎様が述べたウエルカムスピーチや謝辞で、司会者が記憶に残っているスピーチを一部ご紹介いたします。

ウエルカムスピーチ・謝辞についてお伝えしましたが、いかがでしたか。
ゲストの皆様にお気持ちを伝えるたいせつなシーン。素直な気持ちをストレートに、そしておふたりのエピソードを盛り込みながらお話いただくと、よりゲストの印象に残ります。
緊張される方も多いですが、ぜひご自身の言葉で、ゲストの皆様におふたりの想いをお伝えしましょう。