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2025.05.29

新挙式会場がついにGRAND OPEN
「Celebration Hall -The GARDEN-」に込められた想い

2025年5月3日。10月の全館リニューアルオープンに先駆け、八芳園の新たなウエディングのシンボルとなる「Celebration Hall -The GARDEN- 」(以下セレブレーションホール)が誕生いたしました。

400年の歴史を誇る八芳園の日本庭園に静かに佇むセレブレーションホールは、まるで昔からそこに存在していたかのように日本庭園に溶け込み、おふたりの祝福の日を待ちわびています。

そんな、セレブレーションホールに込められた八芳園の願いとは―。

また、設計・監修を務めた株式会社山﨑健太郎デザインワークショップ 代表取締役山﨑健太郎氏が込めた想いとは―。

本コラムにて詳しくご紹介いたします。

01. 「源(みなもと)-ものごとのはじまり-」となる挙式会場を

―自然や八芳園庭園の源となる「水」

八芳園の歴史ある庭園は、池泉回遊式庭園(※)と呼ばれる日本庭園の様式にて構成されています。(※池を中心的に園路をめぐる庭園のこと)                     また、この庭園をつかさどる池はセレブレーションホールの傍にある滝が水源となっています。そのため、ホールの中心には大きな水盤を設け、今後セレブレーションホールが八芳園の水源と感じてもらえるような設えとなっています。

―大切なのは庭の一部であること

大きく開かれた水盤直上の天井。ホール内の水盤には天からの太陽の光が差し込み、その光が水面に反射し自然の景色を映し込みます。まるで建物全体が庭園に包まれるような神秘的な空間です。

あえて天井を開口することで、天から降る雨が水盤に集まり池へと流れ、巡り水になるというイメージで、ホールの中心と、空と庭園との一体感が感じられる創りとなっています。

02. 職人の技が光る設え

―美しい曲線を描く流線形の屋根

庭の一部となる建物であるため、構造物のように柱や梁で床や天井をささえるような創りは極力避け、すり鉢(おわん型)のような構造が採用されています。 コンクリートで美しい曲線を表現することは非常に難易度が高く、日本建築の高い技術があってこそ可能となりました。

―職人の手で磨き上げられた床

床には膨大な数の小さな大理石が並べられ、セメントで固められた後に磨く「人研ぎ」という手法が使われています。 セレブレーションホールの床一面に敷き詰められた大理石は、全面職人の手によって丁寧に磨かれ、滑らかなものに仕上げられています。

―まるで本物の木のような温もりを感じる壁面

チャペル内の壁面には、僅か10センチの杉板の型枠を職人が1枚ずつ並べ、まるで本物の木目のような繊細な模様が転写されています。

―水盤と庭園をつなぐ扉

職人の手作業により、金属板を生地の様に編み込んだ格子状の扉にて水盤と庭園の空間をつなげています。

02. 挙式会場にとどまらず、いつでも帰ってきたくなるような場所へ