400年の歴史を紡ぐ日本庭園でのロケーションフォト

Wedding Topics
2025.05.12
「100組のカップルがいれば、100通りのメニューを。」
八芳園の婚礼料理のこだわりのひとつ、「おもてなし料理」。
おもてなし料理の原点は、結婚式の原点を考えることから始まっています。
もともと、結婚式は自宅で行われたものでした。
結婚式当日は、玄関先に水を撒き、季節の花を飾り、ゲストの顔ぶれを考えて、
季節の食材やその家の自慢の料理でもてなしました。
時代が変わろうとも人々の「おもてなしの気持ち」は変わらないはず。
八芳園はおふたりに代わってそんなおもてなしの想いが伝わるお料理を提供したい。
そんな気持ちから「おもてなし料理」は誕生しました。
おふたりの出身地の食材を使用して両家のつながりを表現したメニュー、
おふたりの思い出をゲストと共有できるよう、思い出の料理を再現したメニュー、
お料理で感謝を伝えるため、お母様の味を再現したメニューなど、おふたりの想いをこめた「おもてなし料理」をこれまで長年一緒に作ってまいりました。
今回はそんな「おもてなし料理」をご紹介いたします。
目次
まだ、ご結婚される前の交際時代、年上の新婦様が先に社会人となられ同棲されていたおふたり。
新郎様も社会人となった頃、会社の寮に引っ越さなくてはならなくなり、家を出る日に、新婦様がお弁当を作ってあげたそうです。
寮についてからお弁当をあけると、入っていたのはガパオライス。
寂しさと新婦様のあたたかい気持ちに、新郎様は涙を流しながら召し上がったそうです。
そんなおふたりの思い出の味を結婚式で再現。
ゲストはその味わいを通じて、おふたりが共に過ごしてきた時間や、互いを思いやる心を感じる、心温まる一品となりました。
「これまで大切に育てて来てくれてありがとう。」
そんなお母様へ感謝の想いを表現する為、新郎新婦様それぞれのお母様からレシピをお伺いし、「子育ての卒業」ともなる結婚式のコースでお料理を再現されました。
メニュー表には「おふたりの思い出の味」とだけ記し、「何が出てくるのだろう・・・」とゲストがワクワクする一品に。
会場内にいらっしゃる皆様と思い出を共有し、会話や笑顔が広がりながらの楽しいお食事の時間となりました。
大切なご家族様だけのご結婚式で、「普段ふたりが食べているお料理を知ってほしい」という想いから、直接料理長と相談を重ね、おふたりの大好物をふんだんに使った、おふたりだけのオリジナルコースが完成。
その一つとして、新郎様が大好きな新婦様の手料理「蛸のトマト煮」を、新婦様よりレシピをお伺いして再現。
ご家族様はその味わいを通じて、おふたりの普段の生活や、互いを思いやる心を感じ取ることができ、まるでおふたりの食卓に招かれたかのような、心温まるひとときとなりました。
いかがでしたでしょうか。
今回は“おもてなし料理”についてご紹介いたしました。
結婚式において、ゲストの皆様をおもてなしし、おふたりの想いを表現することができる大切な婚礼料理。
お料理を通して知った、おふたりの故郷、好きなもの、忘れられない思い出など。
結婚式当日、会場内にいらっしゃるゲスト皆様に料理を通して想い出を共有していただくことが出来れば、その体験はかけがえのない記憶として心に刻まれることでしょう。
ご披露宴のお料理のメニューを検討する上で、これまでのおふたりの人生で記憶に残っている思い出の味を思い返してみるといいかもしれません。
ぜひ、ご参考になさってください。
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