日本の象徴ともいえる桜が咲き誇るあたたかい春の日。
新郎様のご出身地であるニュージーランドに続き、もう一度日本でも結婚式を挙げたいという新婦様のご希望により、特別な式が執り行われました。
新郎家を招くスタイルで、日本の伝統的なおもてなしを海外のゲストの皆様に届けることを大切にされた、おふたりの心温まるウエディングストーリーをご紹介いたします。
桜の下でのご家族写真
ご披露宴前には、庭園内に美しく咲き誇る桜の木の下で、ご家族皆様での集合写真をお撮りしました。
海外からいらしたゲストにとっても、日本の四季を感じていただける特別な時間に。国境の垣根も超えた固い絆で結ばれたおふたりとご家族様の新しい人生のスタートとなる素敵な瞬間を残した1枚となりました。
ご両家を繋ぐ鏡開き
日本の伝統行事である「鏡開き」を、ご両家の皆様と共に執り行われたおふたり。
新婦様のお母様の故郷である長野県から取り寄せた地酒を満たした酒樽を、「よいしょ！」という力強い掛け声と共に開かれました。
日本の豊かな文化と心温まるおもてなしの心を感じさせる、皆様の心に残るひとときとなったことでしょう。
Memories
新婦様の鮮やかな赤の色内掛が美しく映える「蘭の間」での記念写真。
おふたりの笑顔がより一層華やかさを演出します。
新婦様のお母様が心を込めて刺繍された手作りのリングピローを、新郎様の愛らしい甥御様と姪御様が大切に運びました。
ゲストの皆様が見守る中、二人の小さな手にしっかりと握られたリングピローが、まるでバトンのように次の世代へと受け継がれていく様子が印象的でした。
お子様たちが一歩一歩ゆっくりと進む姿は、会場内に笑顔の花を咲かせ、見る人すべての心を温かくし、幸せな気持ちで満たしました。
甥御様と姪御様から心を込めて手渡されたリングを受け取ったおふたりは、指輪交換のセレモニーを。
日本庭園を背景に永遠の愛を誓われるおふたりを、ゲスト様の暖かい拍手が包み込みました。
おふたりが選ばれたのは、八芳園の美しい日本庭園をイメージしたオリジナルのウエディングケーキ。
ケーキをはじめ、日本の風情がふんだんに取り入れられた壺中庵の懐石料理からも、日本の魅力を存分に感じていただけるようになっており、特別な一日をより一層彩りました。
披露宴会場では、ゲストの皆様が分け隔てなく一体感を感じられるよう、縦長のテーブルレイアウトを選ばれました。
ゲスト同士の距離が近いことで会場全体に温かい交流の輪が広がり、まるで一つの大きな家族のような雰囲気が生まれました。
普段なかなかお会いできないゲストの皆様と、心温まるひとときを過ごすために、おふたりも積極的に席を移動され、各テーブルで歓談に花を咲かせました。
ご披露宴が結びを迎え、迎賓の時間となった際、新郎様のお母様と新婦様は心からの熱い抱擁を交わされました。
これまでの感謝やこれからの未来への期待が込められたこの抱擁は、家族としての新たな絆が結ばれたことを実感させる、心に残る特別なひとときとなりました。
ゲストの皆様へ「日本のおもてなし」を感じていただけるように準備を進めてきたおふたり。
当日は、新郎家にとってこれから故郷となる日本の魅力を存分に感じられる一日となりました。
ゲストの皆様と共に過ごしたこの特別な時間は、おふたりとご家族様が新しい人生をスタートするにふさわしい、忘れられない思い出として心に刻まれたことでしょう。
Posts
Share
