Garden
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1万坪の敷地内に広がる広大な日本庭園。その歴史は、今から約400年前の江戸時代までさかのぼります。四季折々の美しい表情を見せるこの日本庭園の存在によって、八芳園の歴史は始まりました。
Garden Map
Main Gate
威風堂々とした門構えで、皆様をお迎えする正門。『大名門』『庄屋門』の中間様式によって、明治の初めに建造されました。建造当初は草葺屋根でしたが、震災にあい、現在は瓦屋根の姿となっています。
Kakutei
八芳園の庭園には、角亭・六角亭・丸亭・水亭の4つの東屋(あずまや)が点在しています。中でも角亭゙は、窓枠がまるで額縁のように風景を切り取り、自然の風景を変化する絵画としてお楽しみいただけます。
Suitei
その昔、現在の八芳園付近の丘陵地帯に沼があり、そこから流れてきた川の跡が池となりました。池を眼前に眺める水亭からは、優雅に泳ぐ錦鯉の姿や飛来する水鳥の姿をご覧いただくことができます。
Bonsai
いちばん⻑寿な真柏と蝦夷松は樹齢約525年を数えるほど、歴史ある盆栽が並ぶ盆栽通り。 真柏には「生と死」が共存し、生きる芸術と言われています。盆栽の多くは松ですが、中にはかりん・姫リンゴ・姫柿といった果物もあり、よく見ると季節を感じていただくことができます。
Mu-an
横浜の生糸商人・田中平八が造ったものを久原房之助が買い受け、「解体すると造りが狂う」という考えから、解体せず丸ごと移築した茶室。移築をする際、運搬で邪魔になる電信柱を全て抜いたという逸話も残されています。 現在は、立礼席または畳にお座りいただく形式での呈茶サービスやお手前もお楽しみいただけます。
Kochu-an
日立製作所の創設に関わった久原房之助の私邸として造られた建物。 ”壺中庵”という名前は「壺の中には仙人が住む楽園がある」という中国の言い伝えから名付けられました。庭には、初代の主である大久保彦左衛門が使えた徳川家光公から直々に下賜されたと伝えられる、山茱萸(さんしゅゆ)の木が今も残されています。
Kahou-an
久原房之助の雅号『霞峰』から命名された茶室。現在は使用していませんが、少し覗いてみるとにじり口等、本格的なお茶室の姿を見ることができます。
Kido-mon
庭園の入り口となっている木戸門は、武士道の 「礼に始まり礼に終わる」という言葉に則って作られました。 あえて低く作られた門をくぐると、自然とお辞儀をしながら進んでいくような設えになっています。 戸の上にかかる早咲きの河津桜は、2月中旬から下旬に見ごろとなり、庭園の中でも人気の撮影スポットです。
Tea room “Mu-an”
四季折々の表情を見せる日本庭園の傍に凛とした佇まいを見せる茶室「夢庵」。庭園散策の途中でお気軽にお抹茶とお菓子をお愉しみいただけます。