八芳園も、自分自身も、
唯一無二の存在に。

Interview

岩下 紫龍
ブライダルプロデュースセクション マネージャー 2018年新卒入社

ラグビーが導いてくれた
八芳園との出会い。

4歳の頃から、大学を卒業するまでの約20年。私の人生は、ラグビー一色でした。フィールドに立つ15人全員が、120%の力を出し切らないと成立しない。一人でもサボったら、絶対に負けてしまう。One for All, All for Oneという有名な言葉がありますが、一人ひとりに役割があり、全員揃って高みを目指すラグビーというスポーツに夢中でした。


私が就職活動を行っていた2017年は、2年後にラグビーワールドカップ、3年後に東京オリンピックを控える年。そうした大きなスポーツイベントに携わる仕事がしたい。その想いが実現できる企業を探し、いくつかの企業説明会へ足を運びました。ほとんどの企業がオリンピックをメインに企業の方針を説明する中で、八芳園だけが唯一「2019年にラグビーワールドカップ、2020年に東京オリンピック」とどちらも同列に語った企業だったのです。日本ではまだマイナーな競技であったラグビーの大会を、オリンピックと同じくらい大切にしてくれている。小さなことかもしれませんが、私にとっては決め手としてこれ以上ない理由でした。

八芳園の1番の提供価値は、
おもてなしの心。

「おもてなしの心」をたいせつにする八芳園。八芳園のおもてなしとは何か、私は入社前から驚かされることになります。八芳園には、エントランスから歩いて3分ほどの距離に正門があります。面接のため八芳園に訪れた私は、正門のサービススタッフに挨拶をして、本日面接に伺ったことを伝えました。そしてエントランスに辿り着くと、別のスタッフから「岩下様いらっしゃいませ」と出迎えられたのです。今なら通信機を通してやり取りがあったと想像がつくのですが、そのときは驚くばかり。結婚式を挙げるお客様や、ご宴会のお客様だけでなく、就活中の学生である自分にもこんな対応をしてもらえるなんて。誰にも分け隔てなくもてなすこの会社は、本当にすごいなと素直に思った出来事でした。


八芳園が唯一無二のユニークベニューである大きな理由のひとつに、400年の歴史ある日本庭園の存在がありますが、何よりの価値はお客様を幸せにすることに全員が貪欲なこと。まるでラグビーのように、お客様のために一人ひとりが120%を出し切ること。それが、お客様に真に提供させて頂いているものであり、私が八芳園という会社の大好きなところです。

無我夢中でご提案した、
あるお客さまの結婚式。

入社1年目に法人営業部に配属された私は、念願のスポーツイベントにも携わることができ、順風満帆な日々を過ごしていました。しかしコロナ禍で事業の縮小が余儀なくされ、思いがけずブライダル部門へ異動することになります。女性の担当を望まれるお客様が多いブライダルプロデューサーの仕事は、正直苦労することも多くありました。しかし、お客様にとって唯一無二の存在になれるよう、目の前のお客様と向き合っていたある日、一組のお客様と出会います。


共通の趣味がテニスのおふたり。コートを使う時間がわずか15分だけ重なったことからお付き合いに至ったという印象的なエピソードから、おふたりが周りの方々ととても温かい人間関係を築かれていることまで、時間をかけてお話を伺いました。そこから私は「糸」というコンセプトを提案します。まるでテニスのガットのように、人との出会いが糸のように重なり合って、おふたりの美しい人生は紡がれていく。その様を”和紙のしつらえ”で表現した結婚式のプランを、おふたりが気に入って下さり、八芳園で結婚式を挙げていただくことになりました。

まるで夜空に輝く
あの一等星のように。

数年後、おふたりがまた八芳園に帰ってきてくださったとき、おふたりの間にはお子様が生まれていました。お名前を伺うと、そのお名前には“糸”という漢字が使われていたのです。あのときご提案させていただいた“糸”というコンセプトが、まさにおふたりの人生を表しており、お子様が生まれたら絶対にこの字をつけようと決めていたと話すおふたり。私はおふたりの人生にとって、変わることのできない唯一無二の存在になることができたんだ。そう思うと、思わず目頭が熱くなりました。


現在はブライダル部門とともに、世情も回復したことで元々所属していた法人営業部の二足の鞋に。まだ実現は少し先になるかもしれませんが、私には実現したい野望があります。それは、いつかまた日本でラグビーワールドカップが開催されるとき、ワールドカップのトロフィーを八芳園の象徴である庭園に掲げ、ライトアップイベントを催すこと。その実現のために、自分が八芳園の顔となっていること。太陽を除けば地球上から見える最も明るい恒星「シリウス」から名付けられた私の名前。両親から贈られた名前に恥じないよう、自分自身も八芳園も唯一無二の存在にしていくことが私の使命です。

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