「FSSC 22000」とは、”Food Safety System Certification 22000”の略で、食品安全マネジメントシステムの規格です。
食品小売業界が中心となり2005年に設立された国際食品安全イニシアチブ(GFSI: Global Food Safety Initiative)により、食品安全の認証スキームの一つとして承認されました。
GFSI承認の規格は世界の著名な 食品製造会社、総合スーパーや小売業といった組織により、サプライチェーンマネジメントの指針として採用されています。
「FSSC 22000」は、「ISO 22000」(「 食品安全マネジメントシステムフードチェーンに関わる組織に対する要求事項」の国際標準規格)で定められている衛生管理手法等をより具体的な内容に落とし込み、「ISO 22000」では不足していた食品偽装等の基準も追加され、より食品安全の取り組みを実行しやすい内容となっています。
その中でも、今回八芳園は「FSSC 22000」カテゴリーEの認証を取得いたしました。カテゴリーEとは、調理業を対象とし、お客様に宴会場や客席でお料理(お食事)を提供するほかケータリングも加えた範囲としています。
八芳園では安心 ・安全のために設けられたすべての厳しい基準をクリアするため、
2019年八芳園内に「FSSC 22000 認証取得推進チーム」を発足いたしました。
このチームが主軸となり、スタッフへの呼びかけ・意識改革をはじめ、館内におけるすべての食品衛生・マネジメントを見直し、
この度、同業種内で国内2社目となるカテゴリーEの認証取得へと繋がりました。
八芳園での食品衛生に関するマニュアルはすべて文書化され、a)社員・パートナー企業を含む内部関係者はもちろんのこと、b)お客様、c)行政や他社等の外部関係者にお見せできる状況になっています。
2018年(平成30年)6月、食品衛生法の大幅改正の中心にあった「HACCPに沿った衛生管理」の制度化を受け、国際的に認知されているISO22000に示されているコーデックスHACCPを取り入れました。
製造工程から危害分析を行い、リスクに対する管理手段を設定・記録することによって安全な食品の提供をおこなっています。